アップルの組立パートナーであるフォックスコンが米国への投資を予定していると発表

アップルの組立パートナーであるフォックスコンが米国への投資を予定していると発表

アップルの主要組み立てパートナーであるフォックスコンの会長は金曜日、米国で何らかの投資を計画していることを認めたが、計画の詳細については明らかにしなかった。

AppleInsider:

「米国で複数の投資を計画している」と、郭台銘(テリー・ゴウ)氏はホワイトハウス前でロイター通信など報道機関に語った。同氏はホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領と会談したとみられている。詳細は明らかにしなかったものの、計画には「資本集約型投資と熟練労働集約型投資、そしてハイテク投資の両方が含まれる」と付け加えた。

郭氏は1月、Appleと共同で70億ドル規模のディスプレイ工場を米国に建設することを検討していると述べた。しかしその後、郭氏は、こうした動きに伴うサプライチェーンや労働問題への懸念を表明した。また、政府の優遇措置の不足についても嘆いた。

フォックスコンが製品の一部を米国で製造することを選択した場合、主に運用コストに関わる多くの問題に直面することになる。同社は製造の大部分を中国で行っているが、中国は米国よりも賃金、安全、環境基準が低い。

トランプ政権はトランプ大統領就任以来、「アメリカ第一主義」政策を推し進め、雇用をアメリカ国内に取り戻すことを約束してきた。政権と郭氏が何らかの合意に達した可能性もある。

米国では製造業の雇用が数十年にわたって減少傾向にあり、製造業に適した人材の採用が困難になっています。同社はこの問題の緩和に自動化を活用する可能性が高いでしょう。