ロイター通信は、韓国サムスンが来年早々にも米国で人気スマートフォンの再生品を販売する新たなプログラムに取り組んでいると報じている。
韓国のテクノロジー企業サムスンは、製品ラインナップの再構築によってモバイル事業の利益を回復させた後、収益の勢いを維持する方法を模索している。世界的なスマートフォン市場の成長が頭打ちとなる中、サムスンはコスト効率を最大化し、営業利益率を10%以上に維持したいと考えている。
これらの端末は、米国や韓国などの市場で同社が実施している1年間のアップグレードプログラムで顧客から提供された再生品とされている。プログラムに関する公式発表はないため、価格や各国での入手可能性については不明である。サムスンの広報担当者はロイター通信 に対し、憶測についてはコメントしないと述べた。
アップルは米国を含む世界各地の市場で中古のiPhoneを販売している。 ロイター通信 は、iPhoneの再販価格は発売後約1年で元の価格の約69%になると報じているが、BNPパリバによると、サムスンの主力機種Galaxyは米国市場で元の価格の51%で販売されている。
ロイター通信によると、このプログラムは中堅メーカーの売上を伸ばすことで、サムスンが新興国における市場シェアを維持するのに役立つ可能性がある。また、再生携帯電話は、従業員に配布するために特定のセキュリティ製品やソフトウェアをプリインストールしたい企業顧客にとっても魅力的となる可能性がある。
(MacRumors経由)