アップル、260万ドルの保釈金を差し出し、サムスンギャラクシータブ10.1の販売を阻止

アップル、260万ドルの保釈金を差し出し、サムスンギャラクシータブ10.1の販売を阻止

Appleは、SamsungのGalaxy Tab 10.1の販売差し止めに必要な260万ドルの保証金を何とか捻出することに成功した。AppleはiPadの競合製品に対する差し止め命令を勝ち取った直後に、保証金を支払った。

AppleInsider:

FOSS Patentsのフロリアン・ミューラー氏によると、Apple が保証金を支払ったということは、差し止め命令が発効したことを意味し、Samsung は Galaxy Tab 10.1 の米国での販売を中止しなければならない、さもなければ同社は法廷侮辱罪で処罰される可能性があるという。

アップルが差し押さえた260万ドルの保証金は、韓国の電子機器大手サムスンが仮差し止め命令に対する控訴で勝訴した場合に備えて、サムスンを保護するためのものだ。仮差し止め命令が不当に認められた場合、サムスンは損失を補償するためにこの保証金を受け取る可能性がある。

火曜日、米連邦地方裁判所のルーシー・コー判事は、Appleに対しGalaxy Tab 10.1に対する差し止め命令を認めた。判決の中で、コー判事はサムスンには「侵害製品を市場に氾濫させることで不当に競争する権利はない」と述べた。

サムスンはすでに、控訴中は仮差し止め命令の執行停止を求める申立てを提出しており、裁判所は「古くて不完全な記録に基づいて仮差し止め命令を出したことは誤りだ」と主張している。

アップルとサムスンが法廷で対決するまであと1カ月。両社の特許侵害訴訟は7月下旬に審理される予定だ。