FTC、Appleの今後の音楽ストリーミングサービスも調査

FTC、Appleの今後の音楽ストリーミングサービスも調査

AppleのBeat Musicストリーミングサービス刷新の一環として、レコードレーベルやアーティストとのAppleの取引を精査する政府機関の追随に、連邦取引委員会も加わるようだ。

FTC、Appleの今後の音楽ストリーミングサービスも調査

AppleInsider:

情報筋によると、FTCは、Appleが世界最大のデジタル音楽配信者としてのiTunesの大きな影響力を利用して、ストリーミング音楽事業における潜在的なライバルに対して不当な優位性を得ようとしていることを懸念しているとブルームバーグが報じている。

米司法省と欧州委員会はすでに、Appleとレコード会社やアーティストとの取引を調査していると報じられている。

Appleは、刷新されたサービスをSpotifyなどの競合他社より優位にするために、12人以上のアーティストに独占契約を申し入れたと報じられている。

FTCは複数のレコードレーベルに対し、不正行為の可能性について調査を行ったと報じられているが、調査が実を結んだかどうかは現時点では不明である。FTCは、Appleとアーティストやレーベルとの取引が、レーベルと他のストリーミングサービスとの関わり方に影響を与え、高額なサブスクリプション型サービスが優遇される可能性を懸念している。

今週初めの報道によると、米国司法省がAppleのストリーミング事業慣行についても同様の調査を行っているとのことです。Appleは、Spotifyとの無料ストリーミングライセンスを更新しないようレコード会社を説得しようとしているとされ、また、レコード会社がYouTubeでの楽曲再生を停止した場合、YouTubeの音楽ライセンス料をUniversal Music Groupに支払うと申し出たとも報じられています。