Googleは、Android Marketで2つの偽Siriアプリの提供を許可しました。どちらもSiriのアイコンを盗用しており、さらに1つのアプリはSiriのインターフェースを模倣しようとしています。
今日のElectronistaの記事より:
Googleは、偽Siriアプリ2件を承認しました。Android版Siri(Android Market)とSpeerit(Android Market)はどちらもAppleのアイコンを盗用しており、SpeeritはSiriのインターフェースを模倣しています。現在韓国語のみで配信されているSpeeritは、「本物の」Siriを搭載していると主張していますが、天気ウィジェットで表示される結果が異なることから、実際にはAppleのサーバーに問い合わせていないことが示唆されています。
一方、Android版Siriの説明は率直で、Googleの音声アクションへのショートカットに過ぎず、構文も同じくかなり制限されていると明かしています。しかしながら、少なくとも一部の機能はSiriに引き継がれており、中には「アプリ」が未完成のSiri移植版だと思い込み、Googleの音声コマンドの制限について意図せずコメントした人もいました。
これら2つのアプリは、Googleのアプリ承認プロセスにおける重要な問題を浮き彫りにしています。Googleのポリシーでは、アプリの公開前にほとんど、あるいは全くチェックが行われないため、明らかに他者の作品を模倣したアプリも許可されてきました。また、Androidマーケットでは、詐欺アプリやマルウェアが数日間もマーケットに残ってから削除されるケースも散見されます。
AppleはSiriを他のプラットフォームに移植する意向を一切発表しておらず、自社のApp Storeではアプリの承認プロセスをより厳格にしています。Appleのポリシーは時に過度に強引だと捉えられることもありますが、これまでのところ、Appleのセキュリティを回避するための「脱獄」をしていないユーザーにとって、プラットフォームの安全性は維持されています。