Apple幹部クレイグ・フェデリギ氏によると、AppleはiCloudとOS Xの開発にSwiftを統合する予定だ。

Apple幹部クレイグ・フェデリギ氏によると、AppleはiCloudとOS Xの開発にSwiftを統合する予定だ。

Appleはサードパーティ開発者向けにSwiftプログラミング言語を自社アプリ向けに推奨してきたものの、自社開発におけるSwiftの活用についてはこれまでほとんど取り組んできませんでした。しかし、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏は、状況は変わりつつあると述べています。

Apple幹部クレイグ・フェデリギ氏によると、AppleはiCloudとOS Xの開発にSwiftを統合する予定だ。

AppleInsider:

iCloudチームは「自分たちの業務の多くにSwiftを適用できることを心待ちにしている」と、幹部はDaring Fireballのジョン・グルーバー氏に語った。さらに重要なのは、OS XのDockとウィンドウ管理を担当するチームがEl Capitanのすべての機能をSwiftで実装し、コードの大規模な変換に取り組んでいることだ。

フェデリギ氏によると、同グループは「元に戻ることは想像できないし、元に戻ったほうが生産的だ」と語ったという。

フェデリギ氏は、Apple の開発チームが言語のプレリリース版を使用していたことでいくつか問題があったことを認めたが、Swift 2.0 が完成版で利用できるようになったため、コード開発はこれまで以上に安定していると述べた。

フェデリギ氏はまた、Appleが今月初めにSwiftをオープンソース化した理由の一部を明らかにし、Swiftをプログラマーが学ぶ主要な言語にしたいと考えているためだと述べた。同社はSwiftが「今後20年間のプログラミング業界における主要言語」になる可能性があると考えていると述べ、Swiftが既にGitHubで最もアクティブな言語であることにも言及した。