スプリント、月間23GB以上のデータ通信量を持つ無制限データ利用者の通信速度を制限へ

スプリント、月間23GB以上のデータ通信量を持つ無制限データ利用者の通信速度を制限へ

携帯電話会社第4位のスプリントは金曜日、月間請求期間中に23GBを超えるデータを使用する無制限データ顧客の接続速度を制限し始めると発表した。

スプリント、月間23GB以上のデータ通信量を持つ無制限データ利用者の通信速度を制限へ

この新しいポリシーは、ネットワーク帯域幅を浪費する「ごく少数の」無制限データ利用者から大多数の加入者を守ろうとする通信事業者の試みだ。

スプリントの最高技術責任者、ジョン・ソー博士:

顧客体験の向上を目指す当社の取り組みの一つとして、少数のお客様がネットワークリソースを不当に占有する可能性を防ぐことが挙げられます。このため、2015年10月16日以降に開始されたデータ無制限プランを選択されたお客様、または10月16日以降に端末をアップグレードし、既存のデータ無制限プランを継続されるお客様に適用される、新たなサービス品質(QoS)を導入いたします。これらのお客様は、請求期間中に23GBを超えるデータ通信をご利用になった場合、ネットワークが逼迫している時間帯と地域に限り、請求期間中の残りの期間、他のお客様よりも優先的にネットワークをご利用いただけます。(これらのお客様は、超過料金を気にすることなく、引き続きデータ通信を無制限にご利用いただけます。)

ソー氏によると、スプリントのポストペイド無制限データ加入者の約3%が、同社のネットワークリソースを圧倒的に不均衡な量で使用しているという。「QoSにおける当社の目標は、今後、この3%の一部が残りの97%の顧客に悪影響を及ぼさないようにすることです」とソー博士は述べている。

スプリントは、3位通信事業者T-Mobileに続き、毎月のデータ使用量が異常に多い無制限データ利用者に対してデータ量制限を実施しました。Magenta Networkは8月、無制限データ利用者に対し、毎月の請求期間あたり23GBのソフトキャップを設定すると発表しました。4大通信事業者の中で、新規顧客に無制限データプランを提供しているのはスプリントとT-Mobileの2社のみです。AT&TとVerizonは、無制限データプランの顧客を引き続き受け入れており、毎月ソフトキャップに達した時点でデータ量制限を実施しています。