ロイター通信によると、北京の裁判所は、アップルのバーチャルパーソナルアシスタント「Siri」が中国企業の特許を侵害しているという主張を却下しようとしたアップルの試みを却下した。この判決により、中国企業はアップルによる知的財産権侵害訴訟を進めることが可能となった。
「アップルは上海に拠点を置く智真インターネットテクノロジーと中国国家知識産権局を提訴し、智真が保有する音声認識技術の特許権が無効であるとの判決を求めていた。」
しかし、 北京市第一中級裁判所は火曜日に智珍氏に有利な判決を下した。
判決を受けてアップルは 人民日報に対し、 この訴訟を北京高級人民法院に持ち込む意向だと語った。
「残念ながら、当社はSiri(音声認識技術)を導入する前にZhizhenの特許を認識しておらず、この特許を使用しているとは考えていません」と北京を拠点とするアップルの広報担当者はロイターに宛てた電子メールの声明で述べた。
「別の裁判所がこの問題を審議する間、我々は智珍氏との合理的な協議に応じる用意がある」と広報担当者は述べた。
智珍氏はコメントを控えた。
Zhizhenは2012年に、AppleのSiriがZhizhen自身の音声システム特許を侵害していると主張し、知的財産権侵害でこの米国企業を提訴した。