『ストレンジャー・シングス』のポスターは、iPad Proがデジタルアーティストにとって強力なツールであることを証明している

『ストレンジャー・シングス』のポスターは、iPad Proがデジタルアーティストにとって強力なツールであることを証明している

Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス」は、ストリーミングサービスにとって大ヒットを記録しました。また、80年代の映画ポスターを彷彿とさせる人気ポスターも制作されました。なんと、このポスターはiPad Proで作成されたものだったのです。

『ストレンジャー・シングス』のポスターは、iPad Proがデジタルアーティストにとって強力なツールであることを証明している

マッシュブル:

80年代の古典的な映画のポスターの外観を効果的に模倣した、このシリーズの今や象徴的なポスターは、英国を拠点とするアーティストのカイル・ランバート氏がiPad Proで作成し、Apple Pencilも使用しました。

ランバート氏は、Mac では Adob​​e Photoshop、iPad Pro では Procreate を使用して、この好評を博したポスターを作成しました。

「油絵の具で訓練を受けたアーティストとして、これは私にとって非常にエキサイティングなプロジェクトでした。デジタルツールを使ってこの伝統的な絵画スタイルを再現するという挑戦を本当に楽しみました」とランバートはMashableに語った。「iPad Proを使って、構図の予備的なアイデアや、最終的な『ストレンジャー・シングス』のポスターとなるスケッチを描きました。ポスターの描画段階でiPad Proを使うことにしたのは、Apple Pencilを使ってとても自然な方法でスケッチできることがわかったからです。デバイスは全体的に長時間持っていても快適で、とても持ち運びやすく、私が使用したアプリProcreateには、描画に最適な素晴らしい鉛筆ブラシがいくつか搭載されています。」

ランバート氏によると、ポスターの描画段階ではiPad Proを使用したとのことです。Apple Pencilを使えば、非常に自然な方法でスケッチできることがわかったからです。「スケッチを終えた後、Procreateで基本的なトーンブロッキングを行いました」とランバート氏は言います。「その後、このアートワークをPhotoshopにエクスポートし、画像を高解像度にアップスケールしました。これは主に、後で拡大する必要が生じた場合に備えて、小さな要素を可能な限り最高の解像度で描画する必要があったためです。」

『ストレンジャー・シングス』のポスターは、iPad Proがデジタルアーティストにとって強力なツールであることを証明している

ランバート氏は、MacのPhotoshopでワコムのIntuosタブレットを使い、カラーワークの大部分をこなしました。「カラーワークでは、手が作品に一切干渉しないようにしたいので、このタイプのタブレットを使うと、作業中に必要なだけ画像に集中できます。Procreateは高機能なアプリですが、このように何百ものレイヤーを使った複雑な絵を描くには、やはりPhotoshopのようなデスクトップグレードのアプリケーションが必要です」とランバート氏は言います。

ランバート氏が初めて私たちの注目を集めたのは、iPad Airでモーガン・フリーマンを描いたフォトリアリスティックなイラストを制作した素晴らしい動画でした。iPadでの経験は、iPad Proでもさらに素晴らしい作品を生み出しました。

「『ストレンジャー・シングス』の全体的なイメージが固まったら、ポスターのフラットバージョンをiPadにエクスポートし、再びProcreateを使って、より滑らかなスケッチ風にする必要がある部分にディテールのレイヤーを追加しました」とランバートは語る。「このように2つのデバイスとアプリケーション間でレイヤー調整を何度か行い、ポスターに完成度の高い仕上がりを与えました。」

Mac とその由緒ある描画アプリケーションやグラフィック タブレットという安全な場所から、iPad Pro という未知の領域へ踏み出すことを迷っている人にとって、Apple の最大のタブレットは、最も詳細なグラフィック作品の作成にも十分対応できると思われるという事実は安心材料となるでしょう。