HTML ハンドラーの不具合により、メールの内容が Apple Watch でのみ表示される

HTML ハンドラーの不具合により、メールの内容が Apple Watch でのみ表示される

Apple Watch が電子メールのコンテンツを処理する方法の奇妙な仕組みにより、HTML の知識が少しあるユーザーは、Apple Watch でのみ表示される「隠し」バージョンの電子メールメッセージを含めることができます。

HTML ハンドラーの不具合により、メールの内容が Apple Watch でのみ表示される

AppleInsider:

電子メールのテスト、プレビュー、分析サービス Litmus のユーザーである Dan Foody によって発見された、Apple Watch 固有の電子メール スキームは、HTML を配信および表示するための Apple ソリューションの特異性を活用しています。

Litmus氏によると、Apple Watchは処理サイクルを節約するため、メールのプレーンテキスト部分のみを表示し、リモート画像などは無視するとのこと。メールの内容は、ペアリングされたiPhoneによってHTMLからリッチテキストに変換され、Apple Watchに送信されて表示されます。

メールには通常、HTML要素とプレーンテキスト要素の両方が含まれており、Content-Typeはそれぞれtext/htmltext/plainで指定されます。Apple Watchでは、複雑なHTMLコンテンツを置き換えるために、 text/watch-htmlというフォールバックが実装されています。リモート画像など不適切なHTML要素が含まれている場合、Apple Watchはプレーンテキストと適切なContent-Typeであるtext/html-watchにフォールバックします。その結果、他のデバイスの読者にとって完全に透過的なリッチテキストのようなフォーマットになります。

覚えておくべき点として、HTML配信をサポートしているメールサービスプロバイダーはごくわずかです。この機能を試してみたい方は、LitmusのWebベースのメールテストおよびデバッグツールであるPutsMailをお試しください。インラインプレーンテキスト、HTML、ウォッチHTMLの配信が可能です。

詳細については、Litmus の Web サイトをご覧ください。