QuickTime の最後のメジャー リリース (QuickTime X) は Snow Leopard の導入と同時にリリースされましたが、Apple は Mac OS X Lion に含まれる QuickTime のバージョンも大幅に改良したようです。
Lion のバージョンでは、QuickTime X という名前ではなく、タイトルから X が削除され、いくつかの興味深い高度な新機能が追加されました。
ビデオ編集機能
Lion版QuickTimeには、3つの主要な新しいビデオ編集機能が搭載されています。まず、複数のビデオクリップを結合する機能が追加されました。クリップを開いている場合は、別のビデオファイルをそこにドラッグするだけで結合されます。クリップのサイズが揃うように、自動的に拡大縮小またはトリミングも行われます。
次に、Lion版QuickTimeでは、上下逆さままたは横向きに表示されるビデオクリップを回転できるようになりました。回転機能は編集メニューにあり、左回転、右回転、水平反転、垂直反転が可能です。ビデオを反転する機能は、内蔵のiSightカメラで撮影した画像(鏡像)に便利です。
QuickTimeの最新メジャーリリースであるQuickTime Player Xは、Snow Leopardにデフォルトでインストールされました。以前のリリースであるQuickTime 7から多くの高度な機能が削除されました。Lionでは、新しいバージョンのQuickTime Playerから「X」が削除され、さらに高度な機能が追加されました。
最後に、QuickTime for Lion には新しい「オーディオのみエクスポート」機能が導入され、ビデオ ファイルからオーディオを簡単に分離し、iTunes で同期したりオーディオとして配布したりできるように別々に保存できるようになりました。
スクリーンキャスト/スクリーン録画機能
QuickTime は、画面録画に関しても注目すべき新機能を追加しました。まず、画面全体をキャプチャするだけでなく、画面上の選択した領域のみをキャプチャできるようになりました。また、画面録画を開始すると、画面の一部を選択するか、画面全体を録画するかを選択するプロンプトが表示されます。
さらに、QuickTime では、録画した動画にマウスクリックを表示できるようになりました。このオプションは、新しい画面録画を開始すると、録画ボタンのドロップダウンメニューに表示されます。このオプションを選択すると、マウスの周囲に黒い円が表示され、何かをクリックするたびに点滅します。
QuickTime は、QuickTime 7 Pro がかつて備えていた機能をすべて備えているわけではありませんが、大幅に改善されています。QuickTime 7 の機能がまだ足りないと感じていませんか?