DigiTimesによると、Appleは来週、iPad 3と同時に、エントリーレベルの8GBモデルとなるiPad 2を発売する可能性があるとのことです。これは、iPad 2をできるだけ手頃な価格にし、iPad 3との差別化を図るためです。ただし、同記事によると、AppleはiPad 3の64GBモデルは発売せず 、16GBと32GBモデルのみを提供するとのことです。
iPad 2の低価格化は十分にあり得る話ですが、iPad 3で64GBモデルを廃止するというのは到底考えられません。AppleはiPadの発売当初から64GBモデルを提供しており、製品ラインナップを後退させるようなことはAppleらしくないはずです。
Appleは現在iCloudに注力していますが、サービスの普及促進のためだけにデバイスのストレージ容量を制限するとは到底考えられません。iCloudに保存できるのは現時点では音楽のみで、安定したインターネット接続がないとアクセスできません。動画やアプリをたくさん保存している人、あるいはインターネット接続なしで音楽を聴きたい人にとっては、このような動きは大きな負担となるでしょう。
また、iPad 3がRetinaディスプレイを搭載すると(現時点ではほぼ予想されていますが)、アプリや動画のファイルサイズも大きくなるという点も考慮する必要があります。AppleがiPad 3のストレージ容量を少なくするのは、到底考えられません。むしろ、128GB版が登場するのではないかと予想しています。