ロイター通信によると、アップルのティム・クックCEOは水曜日、北京で中国政府高官と会談し、ユーザーデータのセキュリティについて協議したという。この会談は、中国のウェブ監視団体Greatfire.orgが、中国のiCloud.comユーザーが同サービスに保存されているユーザーの個人情報へのアクセスを狙った攻撃の標的になったという報告を発表してから数日後のことだ。
同グループは中国政府がハッキングに関与していると主張したが、中国政府はそのような関与を強く否定している。
Greatfireは火曜日、Appleが攻撃を回避するためにユーザーデータの経路を変更したようだと報じた。
中国国営通信社新華社によると、クック国家主席と馬凱副首相は水曜日、中国中央政府が入居する北京の中南海で会談し、「利用者の情報保護」と「情報通信分野での協力強化」について話し合った。
アップルは火曜日に声明を発表し、攻撃を認識していたと述べ、ウェブサイトで新たなブラウザセキュリティガイドも公開した。