ウォーレン・バフェットの株式購入のニュースでアップル株が9%上昇

ウォーレン・バフェットの株式購入のニュースでアップル株が9%上昇

5月16日、ウォーレン・バフェット氏がiPhoneメーカーの株式12億ドルを保有していることを明らかにしたのを受けて、Appleの株価は9%上昇と大幅な上昇を見せた。Appleの株価は、4月末の決算発表で同社がiPhoneの売上が初めて減少し、13年ぶりに前年比で収益が減少したことを明らかにして以降、下落傾向にあった。

ウォーレン・バフェットの株式購入のニュースでアップル株が9%上昇

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それ以来、アップルの株価は9%急騰し、ついに1ヶ月ぶりの高値となる100ドルを突破した。バフェット氏は株価にこうした影響を与える傾向がある。例えば、同社が2月にキンダー・モーガンへの出資を公表した際には、株価は11%急騰した。

アップルの株価回復はウォーレン・バフェット氏の投資によるところが大きいと思われるが、ここ数週間アップルが好調なニュースをいくつか発表し、株価を若干押し上げたことも注目すべき点だ。

アップルは生産目標を引き上げたようだ。これは同社のiPhone 7の売上にとって良い兆候だ。バロンズ誌によると、同社は年末までに7,200万台から7,800万台の新型iPhone 7を生産するようメーカーに指示した。これは約2年ぶりの高生産目標だ。アナリストは今年のiPhone 7の生産台数をわずか6,500万台と予想していた。

投資家らはまた、今週初めにアップルのインドへの小売拡大計画が行き詰まりに陥ったというニュースに対しても、あまり懸念を示していない。インド政府は、アップルがインド国内に店舗を開設したいのであれば、地元産の商品を販売しなければならないとの決定を下したためだ。

Appleのサプライヤーは主に中国に拠点を置いており、インドには製造施設がありません。Appleの主要な製造パートナーであるFoxconnがインドに工場を建設する計画があると報じられていますが、まだ契約は締結されていません。そのため、将来的には希望の光が見えてくるかもしれません。契約が成立した場合、工場の建設には約18ヶ月かかる可能性があります。