アップルは水曜日、中国のサプライチェーンを100%環境に優しいものにするための継続的な取り組みについて、世界に向けて最新情報を発表しました。iPhoneメーカーである同社は、サプライヤーであるLens Technologyが、アップルの事業運営を100%再生可能エネルギーで賄うというコミットメントを表明したことに注目しました。
Lens Technologyは、Appleが昨年発表した業界をリードするサプライチェーン・クリーンエネルギー・プログラムの一環として、2018年末までにApple向けガラス生産のすべてを100%再生可能エネルギーで賄うことを約束しました。Lensは、Apple向け生産のすべてをクリーンエネルギーで賄うことを約束した最初のサプライヤーであり、地元の風力発電プロジェクトとの前例のない電力購入契約を通じてこの目標を達成する予定です。
Appleは、中国にある最終組立拠点14カ所すべてがULの「ゼロ・ウェイスト・トゥ・ランドフィル（埋め立て廃棄物ゼロ）」認証を取得したことを発表しました。このUL規格は、製造廃棄物がすべて再利用、リサイクル、堆肥化、あるいは必要に応じてエネルギーに変換されることを認証するものです。同社によると、このプログラムが2015年1月に開始されて以来、これらの拠点では14万トン以上の廃棄物が埋め立て処分を回避したとのことです。
「責任ある製造が可能であることを世界に示したいと考えています。サプライヤーと協力して、中国における環境負荷の低減を支援しています」と、Appleの環境・政策・社会イニシアチブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソンは述べています。「Lens社の大胆な一歩を称賛するとともに、再生可能エネルギーへの移行で得た教訓を共有することで、サプライヤーの皆様がクリーン電力プロジェクトへのアクセスを継続し、中国がグリーン製造の目標達成に一歩近づくことを願っています。」
「当社の電力購入契約は中国南部では初めてのものであり、よりクリーンで経済的な電源への移行を目指す他の企業にとって模範となることを願っています」と、LensのCEOである周群飛氏は述べています。「Apple製品の生産すべてを再生可能エネルギーで賄うことを約束した最初のサプライヤーとなることを嬉しく思います。また、長沙の施設に電力を供給するために、地元の湖南省の風力発電所から電力を調達できることを誇りに思います。」
2018年までに、湖南省長沙市のLens工場でApple製品の製造に消費されるエネルギーの100%を風力エネルギーが供給することになる。これにより、中国の38万世帯のエネルギー使用量に相当する、年間約45万トンの二酸化炭素の大気放出が回避されることになる。
アップルは中国のサプライヤーと提携し、今後数年間で2ギガワット以上の新たなクリーンエネルギー施設を設置し、2020年までに中国国内で2,000万トン以上の温室効果ガス汚染を防ぐ計画だ。フォックスコンは、2018年までに河南省を皮切りに、400メガワットの太陽光発電所を建設することを約束している。同社は現在、この約束の最初の80メガワットの建設に向けて順調に進んでいる。
現在、Apple は中国と米国での事業の 100%、および全世界での事業の 93% 以上を再生可能エネルギーで賄っています。Apple の環境への取り組みの詳細については、Apple の Web サイトをご覧ください。
