ティム・クック氏は最近、中国のサイバースペース管理部長と面会し、中国の安全保障上の懸念について議論したほか、同社の近日発売予定のApple Watchを部長に披露する機会も得た。
マックルーマーズ:
クック氏は、手に持った腕時計をインターネット情報担当官のルー・ウェイ氏に見せびらかしている写真が撮られた。元の写真ではデバイスの特定はされていないものの、クック氏が頻繁に着用している白いスポーツバンドのApple Watchであることは間違いない。また、原文の翻訳では、クック氏がルー氏に対し、自分がこの腕時計を初めて見た部外者だと語ったと伝えられている。
実は、この腕時計は発表以来、 Vogue ChinaやパリのファッションブティックColetteで紹介されており、部外者にも公開されている。しかし、Lu氏はこのデバイスを初めて目にした政府関係者の一人かもしれない。
すでにスマートウォッチの盛んな地となっている中国は、Apple Watchを市場に投入するにあたっては規制上のハードルに直面することになるものの、Appleにとっては非常に魅力的な市場だ。
ルー氏はクック氏に対し、中国は新製品や新技術に対して市場を開放する意向はあるものの、まずは公式のネットワークセキュリティ評価に合格する必要があると改めて指摘したと伝えられている。この評価は、国家安全保障が損なわれず、ユーザーの個人情報が適切にアクセスされていることを保証するものだ。
