米国の新興無線通信事業者Tモバイルは、過去1年ほどCEOのジョン・レジャー氏が打ち出した破壊的行動の成果をある程度見せ始めており、常に4位だった同通信事業者はスプリントを追い抜き、トップのベライゾンとAT&Tに次ぐ3位に浮上した。
9to5Mac:
T-モバイルの戦略は功を奏しているようで、本日発表されたスプリントの第1四半期報告書によると、同社の加入者数は5,680万人で、T-モバイルが先月報告した5,890万人をわずかに下回っている。
マゼンタ色の携帯電話会社が非公式にかなり前から3位を主張していたにもかかわらず、もちろん、ルジェール氏はツイッターで公式にこのニュースを祝った。
ルジェール氏のツイートは、同社が3位に躍進したのは、同社が進めてきた破壊的な「アンキャリア」戦略のおかげだと同氏が考えていることを裏付けている。ルジェール氏は、これはTモバイルが他の大手4社とは異なり、顧客の声に真摯に耳を傾けていることの証だと述べている。
スプリントのCEO、マルセロ・クラウレ氏は、レジェール氏のツイートに返信し、洗練された態度を示した。新たに世界第3位となったスプリントは、その功績に対し称賛と敬意を受けるに値すると述べた。さらにクラウレ氏は、今後スプリントは「ランキングではなく顧客重視」で事業を進めていくと付け加えた。
@JohnLegere @TMobileは称賛に値する。本当に尊敬する。今はランキングではなく顧客重視だ。おめでとう。#movingforward
— マルセロ・クラウレ (@marceloclaure) 2015年8月4日
T-Mobileは加入者を獲得・維持するために様々な施策を講じてきました。その直近の施策としては、Simple Choiceの顧客が月々の4G LTEデータ通信量にデータ使用量が加算されることなく視聴できるストリーミング音楽サービスのリストにApple Musicを追加しました。また、同社は今後数ヶ月以内にT-MobileのJump on DemandプランでiPhone 6を購入した人全員に、次期iPhone(未発表)を無償提供すると発表しました。