グリーンピースがアップル本社に映像を投影、よりクリーンなiCloudを求めて抗議

グリーンピースがアップル本社に映像を投影、よりクリーンなiCloudを求めて抗議

グリーンピースは今週、アップルのクパチーノキャンパスで「クリーンな」iCloudを求める運動を展開し、アップル本社の本館に映像を投影した。

AppleInsider:

グリーンピースの活動家らは、ツイッターやフェイスブックのユーザーからの支援メッセージを建物の側面に投影するだけでなく、これまで北極での掘削を阻止するために使われてきた高さ8フィート、幅10フィートの「サバイバル装置」の中に自らバリケードを築いた。

デモには、iPhoneに扮したグリーンピースのメンバー4人も登場し、胴体にはフル機能のスクリーンが取り付けられていた。スクリーンには、FacebookやTwitterで支援者から寄せられたメッセージが映し出されていた。

「Appleの幹部はこれまで、再生可能エネルギーで動くクラウドを構築することで、自分たちの影響力を善のために使うよう求める何十万人もの人々の声を無視してきた」と、グリーンピースUSAの事務局長フィル・ラドフォード氏は述べた。「Appleの顧客として、私たちはiPhoneやiPadを愛しているが、汚染された石炭による汚染のスモッグで動くiCloudは使いたくない。」

グリーンピースは、Appleに対しiCloudサービスの電力供給にクリーンで再生可能なエネルギーを使用するよう求める「Clean our Cloud」嘆願書に21万5000人以上が署名したと主張している。グリーンピースは、Appleがノースカロライナ州の施設で石炭火力発電を使用していることに異議を唱えている。

火曜日に行われたデモは、グリーンピースが4月に発表した報告書「あなたのクラウドはどれだけクリーンか?」のプロモーション活動の一環である。この報告書は、アップルがクラウドベースのサービスにおける環境に優しい電源の利用において、他のテクノロジー企業に遅れをとっていると非難している。

アップル社は、グリーンピースの予測よりも再生可能エネルギーが同センターの電力需要の50%以上を賄うであろうという自社の数字でこの報道に反論した。

グリーンピースは先月、アイルランドのコークにあるアップルの欧州本社の屋上で抗議活動を行い、建物の窓に「私たちのクラウドをきれいにしよう」と書かれた看板を立てた。