米運輸省、機内での通話禁止を検討

米運輸省、機内での通話禁止を検討

米運輸省は、機内での通話禁止を検討する計画があると発表した。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、運輸省の法務顧問キャサリン・トンプソン氏は先週の講演で、国際航空クラブの会員に対し、制限措置を検討中であると述べた。運輸省の広報担当者はその後、トンプソン氏の発言を認めた。

口うるさい電話

WSJ:

広報担当者は、運輸省が12月の公表に向けて「規則制定案の通知」を作成中であることを確認した。別の広報担当者は、「現時点では、通知や最終規則の内容については最終決定されていません」と述べた。

飛行中の通話禁止を推進するという米国運輸省の計画は、航空機の乗客が地上から離れている間に携帯電話の通話とデータ通信の両方を行うことを禁じている現在の規制を覆すという連邦通信委員会の提案に沿ったものである。

現行の規則では、航空機が離陸する際にはすべての携帯電話機器の電源を切る必要があります。この規則は、携帯電話機器が航空機と地上ネットワーク間の通信に干渉するのを防ぐためのものでした。しかし、2013年にFCC(連邦通信委員会)は携帯電話の使用に関する規制を緩和し、機内モードに設定されている限り、離着陸時に電子機器の使用を許可しました。

FCCは機内での携帯電話通話の許可を検討しているものの、運輸省、航空会社、そして多くの消費者団体は、こうした通話がもたらす混乱を理由に、規制緩和に懸念を表明している。航空会社は一般的に機内での携帯電話通話に反対しているものの、決定権は政府ではなく航空会社にあると主張している。

運輸省は12月までに禁止の可能性に関する詳細な情報を発表する予定だ。

(MacRumors経由)