Apple、2015年までにインドの販売店ネットワークを3倍に拡大へ

Apple、2015年までにインドの販売店ネットワークを3倍に拡大へ

アップルは2015年までにインドでの販売店ネットワークの規模を3倍に拡大する計画だ。同国のフランチャイズ店は、アップルがインドで積極的な成長を計画しており、店舗数を200店に増やす計画であるため、事業規模の拡大を求められているという。

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The Economic Times、MacRumors経由: 

同社は、17のフランチャイズが所有・運営するアップル・プレミアム・リセラーと呼ばれるアップル専売店の数を増やすほか、複数ブランドを扱う店舗での存在感も拡大する計画だという。

これらの計画の一部は、先月ムンバイを訪問したAppleの欧州・中東・インド・アフリカ地域担当バイスプレジデント(セールス担当)であるヒュージェス・アッセマン氏によって議論されたと伝えられている。アッセマン氏は主要な取引先やフランチャイズオーナーと面会し、同社のインド事業の現状を把握し、今後の事業拡大計画の概要を説明した。

今年初め、AppleがiPhoneの「大規模な広告およびマーケティングキャンペーン」を開始した結果、インド市場への同社の積極的なアプローチにより、売上が400%増加したと報じた。

本日の報道では、インドの規制当局がApple Storeのような単一ブランドストアに対し、製品の30%をインド国内で調達することを義務付けているため、Appleがインド国内で直営店を開設できない状況にあることも指摘されている。現在、クパチーノを拠点とするAppleは、インド国内で製品を一切製造していない。

アップルはフランチャイズ加盟店に対し、店舗のデザインやレイアウトなど、グローバル基準へのアップグレードを求めている。店舗は、米国のアップル直営店と同様に、ガラス張りの装飾を多用する。改装費用は1店舗あたり1千万ルピー以上と予想されており、アップルはフランチャイズ加盟店オーナーに対し、1年間かけて費用を償還する予定だ。