サムスンがスポンサーとなっている有名人の「セルフィー」キャンペーンをめぐる問題は続いている。報道によると、ボストン・レッドソックスの選手デビッド・オルティスと撮ったセルフィーがサムスンのキャンペーンの一環であったことが判明し、ホワイトハウスがサムスンに不満を抱いているという。
AppleInsider :
この出来事は今週、ワールドシリーズ優勝チームのボストン・レッドソックスがホワイトハウスで表彰された際に起きた。式典中、指名打者のデビッド・オルティス選手が大統領にサムスン製スマートフォンで「セルフィー」を撮らせてほしいと頼み、オバマ大統領はそれに応じた。その際、オルティス選手のレッドソックスのチームメイトの一人が、レジの音を真似て「チャリン」と叫んだ。
ホワイトハウスは、オルティス氏がサムスンからスポンサーを受けているとは知らなかったと述べており、大統領が同社のプロモーション活動に巻き込まれたことを「快く思っていない」としている。サムスンモバイルは、オルティス氏がGalaxy Note 3端末を使用していることを宣伝するために、この画像をリツイートした。
ニューヨーク・デイリー・ニュースはサムスンから、同社役員らが「デビッド氏とチームと協力してファンと画像を共有する方法について検討した」が、「彼が撮影できるかどうか、また何を撮影できるかはわからなかった」と聞かされた。
ホワイトハウス当局者はこの事件を快く思っていないものの、オルティス氏やサムスンに対しツイートの削除を要求していない。
「彼らは高圧的な態度を見せたくないのだ」とCBSニュースの ホワイトハウス上級特派員ビル・プラント氏は語った。
オルティス氏は、大統領とのこの写真は自発的なものであり、サムスンがスポンサーとなったものではないと主張している。
サムスンの「セルフィー」キャンペーンは、セレブリティに報酬を支払って自分や他人の「セルフィー」写真を撮影させ、サムスンデバイスのプロモーションを行うものです。3月のアカデミー賞授賞式では、司会者のエレン・デジェネレスがサムスンとのスポンサー契約の一環として、スターだらけのセルフィー写真を撮影し、その夜遅くにiPhoneで撮影した他の写真をツイートしたことで、サムスンは少々恥ずかしい思いをしました。