AT&Tは、米国のプリペイド携帯電話事業者Leap Wirelessを総額11億9000万ドルで買収することで合意したと正式に発表した。米国ではCricketの名称で事業を展開する同社は、米国最大級のプリペイド専用事業者の一つである。
この買収額は1株あたり15ドルで、AT&Tは同社のネットワーク周波数帯域、販売店、ライセンスの独占権を取得する。これにより、AT&Tは米国携帯電話サービス市場における地位を大幅に強化できる。また、Leapの既存加入者9,600万人全員がAT&Tに移管されることになる。さらに、この買収によりAT&Tの既存の周波数帯域は大幅に拡大し、新規顧客向けにネットワークを拡張する余地が生まれる。
この買収は連邦通信委員会と司法省の承認を得る必要があるが、AT&Tが競合他社を買収して業界を独占しようとしているという理由で両委員会が買収を否定しない限り、承認には最大6カ月かかる可能性がある。
明るい面としては、少なくとも AT&T にとっては、今回の買収が拒否される可能性は、前回の T-Mobile の米国ネットワーク買収の試みが失敗したときよりも大幅に低くなるはずだ…
詳細については、AT&Tのプレスリリース全文をご覧ください。詳細が分かり次第、随時お知らせいたします。