自動車メーカーのフォードは、Syncインフォテインメントシステムを搭載した500万台の車両を対象に、システムソフトウェアアップデートをリリースしました。これにより、これらの車両でSiri Eyes Freeが利用可能になります。このアップグレードは、2011年モデル以降の車両に対応しています。
AppleInsider:
フォードは10月にSiri Eyes Freeに対応したSyncバージョン3.8アップデートを発表しましたが、理由は不明ですが、一般公開は延期されました。正式な提供開始は同社のウェブサイトで発表されました。
Siri Eyes Freeは、対応車両のドライバーが車載マイクとスピーカーを使って、接続されたiPhoneのSiriと対話できるようにします。フォード車では、ステアリングホイールに専用のハンズフリーボタンが搭載されており、iPhoneのホームボタンと同じ機能を提供します。ドライバーはこれを長押しすることでSiriを起動できます。
Siri Eyes-Freeでは、iPhoneのSiriと同様に、ステアリングホイールの音声認識ボタンを長押しするだけでSiriを起動できます。ドライバーは声だけでSiriに以下のようなリクエストをすることができます。
- アドレス帳に登録されている連絡先に電話をかける
- レストランやその他の興味のある場所の電話番号を調べる
- リマインダーやアラームを設定する
- 天気について尋ねる
- 音楽を選択して再生する
- 音声でテキストメッセージを送受信する
- Appleマップで道順を取得する
MyFord Touch の新しい Siri Eyes-Free 機能のデモについては、ここをクリックしてください。
「フォードのエンターテインメント&コミュニケーションシステムであるSYNCは、他のモバイルテクノロジーと同様に、柔軟性とアップデート性を備えて設計されています。これにより、お客様は運転中にスマートフォンを最大限に活用できます」と、フォードの電子・電気システムエンジニアリング担当ディレクター、シェリフ・マラクビー氏は述べています。「Siri Eyes-Freeは、利便性を高めるだけでなく、お客様が運転中に視線を道路から離さず、ハンドルから手を離さずに操作できる、優れた音声起動機能です。」
新しいソフトウェア アップデートは、北米では MyFord Touch として知られる第 2 世代 SYNC を搭載した 2011 年から 2016 年モデルまでの車両で利用できます。
ダウンロード可能なアップデートはhttp://owner.ford.com/から入手できます。