iPod/iTunes集団訴訟の弁護士が新たな原告を見つける

iPod/iTunes集団訴訟の弁護士が新たな原告を見つける

iTunes Store および iPod 音楽プレーヤーの DRM をめぐる Apple に対する独占禁止法集団訴訟で原告 2 名が敗訴した後、弁護士らは別の原告を見つけて、Apple に対する訴訟で集団を代表させることができた。

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マックルーマーズ:

ボストン出身の65歳のアマチュアアイスダンス選手、バーバラ・ベネット氏は、今朝、連邦地方裁判所で証言するため、オークランドに飛行機で到着した。ベネット氏は2006年末にiPodを購入したとされており、これは訴訟の対象期間である2006年9月12日から2009年3月31日までに該当する。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙 によると、ベネット被告は法廷で、練習中にiPodを聴きながら後ろ向きにスケートを滑る方法を習得したと証言した。ベネット被告が2006年末に購入したiPod nanoは、原告団の構成員としての資格を満たしているようだ。

「我々は正しい方向に進んでいる」とイボンヌ・ゴンザレス・ロジャース判事はベネット氏を尋問した後、弁護士らに語った。

ロジャーズ判事は、アップルの弁護士が新たな原告を調査できるよう、裁判を2日間延期することを提案したが、アップル側はこれを拒否したため、裁判は継続された。また、購入日に関する問題はアップルに控訴の根拠となる可能性があることも伝えた。「控訴できる問題が生じたのです」と、ロジャーズ判事はアップルの弁護士に告げた。

アップルがサードパーティ企業にiPodへのコンテンツアップロードを許可する義務があったかどうか、そして競合他社のiPodへの参入を阻止することが独占に当たるかどうかを争う裁判が先週始まった。注目すべき点として、故アップルCEOスティーブ・ジョブズ氏の電子メールやビデオ証言が挙げられている。

この裁判はさらに数日間続くと予想されており、陪審員は来週中に評決に関する審議を開始する予定だ。