アップルのフィル・シラー氏がDNAシーケンシング企業の取締役に任命される

アップルのフィル・シラー氏がDNAシーケンシング企業の取締役に任命される

Appleのヘッドマーケティング担当者、フィル・シラー氏が、DNAシーケンシングおよびアレイベースの技術企業であるイルミナの取締役に任命された。同社は本日、この人事を発表した。

アップルのフィル・シラー氏がDNAシーケンシング企業の取締役に任命される
iPad miniを紹介するフィル・シラー氏。

「フィルの実績と世界クラスの製品を市場に投入してきたグローバルな経験は、お客様にとって革新的な新ソリューションの開発を継続していく上で、私たちの指針となるでしょう」と、イルミナの社長兼最高経営責任者であるフランシス・デソウザは述べています。「彼のビジョン、誠実さ、そして情熱は、イルミナのコアバリューと完全に一致しています。」

シラー氏は30年以上のマーケティングおよびマネジメント経験を持ち、そのうち25年以上をAppleで過ごしました。1997年、故スティーブ・ジョブズ氏がAppleに復帰した際に、シラー氏はAppleの上級経営陣に加わりました。シラー氏は、Mac、iPhone、iTunesなど、Apple製品の様々なマーケティングキャンペーンに携わってきました。昨年12月には、AppleのApp Store全体の管理を引き継ぎました。

シラー氏は、カリフォルニア州サンフランシスコのマクロメディア社で製品マーケティング担当副社長、カリフォルニア州メンロパークのファイアパワー・システムズ社で製品マーケティング担当ディレクター、マサチューセッツ州レキシントンのノーラン・ノートン・アンド・カンパニーで情報技術マネージャー、ボストンのマサチューセッツ総合病院でプログラマー兼システムアナリストを務めた経歴を持つ。ボストンカレッジで生物学の理学士号を取得。