マイクロソフトに関しては、特にApple StoreのクローンであるMicrosoft Storeに関しては、少々皮肉っぽいところがあるのは認めますが、それでもレドモンドのMicrosoftがホリデーをテーマにした新しい広告には、グリンチのように少し心が温かくなるのは認めざるを得ません。幸いなことに、私たちの心は3倍も大きくなっていません。心臓肥大は危険な病気ですからね!
60秒の広告スポットには、マイクロソフトの社員たちが同社の新しい五番街の小売店から出て、アップルのニューヨーク市の旗艦店に向かい、アップルの社員や他の通行人とともにクリスマスキャロルを歌う様子が映し出されている。
MacRumorsによると、この広告で紹介されたイベントは11月16日に開催され、全米各地から集まったMicrosoft社員がニューヨーク市の子供合唱団と合流し、Apple社員に向けて「Let There Be Peace On Earth(地上に平和あれ)」を歌ったという。AdAgeによると、ニューヨーク市ではこうしたイベントに関する厳格なセキュリティ規則があるため、 MicrosoftはAppleの店舗外での撮影許可を得る必要があったという。
マイクロソフトのグローバル広告担当コーポレートバイスプレジデント、キャスリーン・ホール氏は、ニューヨーク市はセキュリティ規則が厳しいため、店舗のプラザでこの曲を演奏するにはアップル社の許可が必要だったと述べた。ホール氏によると、アップル社はマイクロソフトが何かを撮影するだろうことは知っていたものの、何を撮影するのかは分かっていなかったという。CMでは、マイクロソフトの従業員が歌い始め、アップルの従業員が店から飛び出して見守る。ライバル企業同士の従業員が抱き合うこの光景は、「違いを脇に置いて一つになる」瞬間だったとホール氏は語った。
この広告は、ホリデーシーズンの売り出しに向けてマイクロソフトが昨年、自社のSurface Pro 3をアップルのMac Book Airと比較した広告とは全く異なる内容で、12月3日から全国テレビで放映され、同日には2分間の長めのバージョンがオンラインでも公開される。