サムスンは、AppleのiPhoneとiPadが自社の特許を侵害していることを米国国際貿易委員会(ITC)に証明する新たな機会を得ることになる。ITCは月曜日、Appleがサムスンの特許4件を侵害していないとする9月14日の判事の判断を「全面的に」検討すると発表した。
ブルームバーグ:
発光ダイオード、コンピューターメモリーチップ、テレビなどを含む製品で世界中で14万件の特許を持つサムスンは、ライバル企業が自社の技術を模倣しているというアップルの非難に対する反撃として、2011年6月に業界団体に苦情を申し立てた。
同委員会は米国の特許を侵害する製品の輸入を阻止する権限を持ち、1月14日に最終決定を下す予定だ。
この訴訟は、2つの電子機器大手が2190億ドル規模のスマートフォン市場でシェアを争う中で、法廷と世界中の市場の両方で繰り広げている世界的な戦いのほんの一部に過ぎない。
サムスンの広報担当アダム・イェーツ氏は記者団に対し、「アップルは当社の技術革新をただ乗りしたことについて責任を負わなければならないという当社の立場を追認する最終決定を欧州委員会が下すと引き続き確信している」と語った。
アップルの広報担当クリスティン・ヒューゲット氏は、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社はコメントできないと述べた。
AppleはSamsungを相手取り訴訟を起こしており、現在、欧州委員会で審理されています。最近、カリフォルニア州サンノゼの法廷で、AppleはSamsungに対し10億ドルの賠償金支払いを命じる陪審評決を勝ち取りました。両社は世界中で勝訴を重ね、また敗訴も経験しています。Appleは自国で最も成功を収めています。