アップルのロビー活動コストは増加し続けていますが、依然としてライバルに遅れをとっています。

アップルのロビー活動コストは増加し続けていますが、依然としてライバルに遅れをとっています。

アップルは2015年第1四半期にロビー活動の規模を過去最高に引き上げましたが、首都ワシントンにおける同社の支出額は、マイクロソフトやグーグルなどの他のテクノロジー企業に比べて依然として大きく遅れをとっています。アップルの支出額は124万ドルで、2014年第1四半期比で16%増加しました。

アップルのロビー活動コストは増加し続けていますが、依然としてライバルに遅れをとっています。

AppleInsider:

米上院が今週公表した情報開示書類の中で、アップルは2015年第1四半期に米国連邦政府へのロビー活動に124万ドルを費やしたことを明らかにした。アップルのロビイストが取り上げた問題は、デジタル教科書、法人税改革、オープンインターネット、モバイル医療アプリケーションなど多岐にわたる。

Appleは、少なくとも部分的には、新しいモバイル決済サービス「Apple Pay」の推進を目的としたロビー活動を強化したようだ。米国政府は2月に、9月から国立公園の入場料を含む複数の決済でApple Payを受け入れると発表した。

FacebookとMicrosoftは引き続きAppleを上回る支出をしており、2015年第1四半期にはそれぞれ240万ドルと189万ドルを支払った。両金額とも前年比で減少した。

コムキャストは、タイム・ワーナー・ケーブルの買収承認を得るためとみられ、ロビー活動費を50%増額し、462万ドルとした。ロビー活動費の増額にもかかわらず、米国司法省は買収を阻止するとみられている。

その他の注目すべきロビー活動支出は、同四半期に支出を130%増加させて191万ドルを支払ったAmazonのほか、Intel(117万ドル)、AT&T(437万ドル)、Verizon(335万ドル)、Time Warner Cable(170万ドル)によるものであった。

Apple は 2014 年に米国政府へのロビー活動に過去最高の 410 万ドルを費やした。これは前年比 18% の増加であり、Apple の第 1 四半期の数字は、今年も Apple のロビイスト活動への支出で新たな記録が樹立される可能性が高いことを示している。