世界で最も大きな嘘は「愛しているよ」「小切手は郵送中だ」「私は政府から来た。助けに来たんだ」だと言われています。今、アメリカ政府はそのリストに4つ目の嘘を加えようとしているようです。「私たちがアクセスしたいのは、このiPhone1台だけだ」
ロレッタ・リンチ米国司法長官は木曜日、 スティーブン・コルベアのレイト・ショーに出演し、 サンバーナーディーノのテロリスト、サイード・ファルークが使用したiPhoneをめぐる米国政府とアップルの法廷闘争について議論した。
リンチ氏は、アップルのCEOティム・クック氏とプライバシーの問題について長時間議論し、この問題の繊細さを理解していると述べた。
「ええ、ご存知の通り、私たちは法廷で公然と意見が対立し、プライバシーの問題についてはティム・クック氏と何度も素晴らしい話し合いを重ねてきました。しかし、この件について私が言いたいのは、プライバシーは誰にとっても重要な問題であるため、なぜこれが誰にとっても重要なのか理解しているということです。司法長官である私にとっても、一市民としてにとっても、これは重要なのです。」
司会者のコルバートが、ファルーク氏のiPhone 5cに「バックドア」を作ってロックを解除することはプライバシーの面で「危険な道」を拓く可能性があるとクック氏が述べたことに言及した際、リンチ氏は政府が「バックドアを求めているわけではない」とし、提出された裁判所命令は「非常に限定的」だと主張した。そして、リンチ氏はコルバート(と視聴者)を説得しようと、この状況はAppleCare!による顧客からのリクエストとして処理した方がよいのではないかと筆者は考えている、と説得した。
「まず第一に、我々はバックドアを仕掛けろと言っているわけでも、誰かをスパイするために何かをオンにしろと言っているわけでもありません。我々は、顧客の望むことをやってくれと言っているだけです。この携帯電話の本当の所有者は郡で、今は亡きテロリストの一人の雇用主です。我々が彼らに求めているのは、パスワードを10回間違えると基本的に携帯電話の中身が消去されるパスワード消去機能を無効にすることです。我々は、非常に限定的で的を絞った裁判所命令に基づき、携帯電話への侵入と証拠の抽出を試みます。」
この訴訟は、3月22日の実際の裁判日まで、世論の法廷で争われることになりそうです。そこでは、双方が裁判官の前でそれぞれの主張を述べることになります。私たちは、リングサイドでのアクションをリアルタイムでお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!
( TechCrunch経由)