控訴裁判所、アップルのサムスンギャラクシーネクサスの販売差し止め請求を却下

サムスン製ギャラクシー・ネクサス携帯電話の販売禁止を求めるアップルの要請が、木曜日に米控訴裁判所によって却下された。

AppleInsider:

ロイター通信によると、ワシントンD.C.の連邦巡回控訴裁判所は10月の判決を再検討し、Appleの請求を棄却した。これにより、SamsungとAppleの訴訟は2014年3月に開始される予定となっている。

Appleは当初、Galaxy Nexusの差し止め命令で勝訴していましたが、昨年10月に控訴裁判所によってその判決は覆されました。連邦巡回控訴裁判所は昨年、当初の差し止め命令を承認したカリフォルニア州の裁判所が「裁量権を濫用した」との判決を下しました。

 「地裁の判断はせいぜい、iPhone 4Sを購入する消費者の一部がSiriを好んでいる理由の一つとして、その検索結果の網羅性が挙げられる」と控訴裁判所は昨年秋に述べた。「しかし、それだけでは、消費者がGalaxy Nexusを購入する理由が、検索の網羅性が向上したことにあるとは十分に示唆されていない」

Appleが引き続きSamsung Galaxy Nexusの発売を阻止しようと決断した場合、同社の最終手段は米国最高裁判所への上訴となるだろう。