ペガトロン、従業員40%増員を発表、低価格iPhoneの噂に火

ペガトロン、従業員40%増員を発表、低価格iPhoneの噂に火

Appleの製造パートナーであるペガトロンのコンシューマーエレクトロニクス事業の売上高が第2四半期に予想以上に減少するとの昨日の報道を受け、同社は本日、下半期に従業員数を40%増員すると発表した。この大幅な人員増は、低価格iPhoneの噂が続く中で、今後の展開を左右する要因となっている。

ペガトロンロゴ

ロイター、MacRumors経由:

ペガトロンの最高財務責任者チャールズ・リン氏は木曜日、ロイター通信に対し、同社の2013年売上高の60%が下半期に生まれると語った。

同氏は、より安価なiPhoneが下半期に生産される新製品に含まれるかどうかについてはコメントを控えた。

ペガトロンは長年にわたりAppleの製造パートナーであり、現在はiPhone 4SとiPad miniをApple向けに組み立てています。しかし、AppleのiOSデバイスの組み立ての大部分は依然としてFoxconnが担っています。

ペガトロンは自社施設で10万人の従業員を雇用していると報じられており、iPhone 4SとiPad miniはそれぞれペガトロンの通信部門と消費者向け電子機器部門の収益の半分以上を占めている。

関連ニュースとして、 フォーチュン誌 は、ペガトロンのCEOであるジェイソン・チェン氏が、AppleのiPad miniの需要低迷が同社の売上高減少の要因であるとのブルームバーグの以前の報道を否定したと報じています。iPad miniとの関連性は、ブルームバーグ側の単なる憶測だったようです。

フォーチュンへの電子メールで チェン氏はこう書いている。

会議後、ブルームバーグの記者が私に近づき、ある特定の製品に関する詳細な数字を聞き出そうとしました。記者が他の質問を続けても、私は特定の製品や顧客についてコメントすることを明確に拒否しました。記事で引用されている「需要は高まっているが、価格は安定している」…「ほぼすべての商品がマイナス方向に動いている」…「タブレットだけでなく、電子書籍やゲーム機も」といった発言はしましたが、特定の製品に関する発言は一切しませんでした。 

特定の製品や顧客に関する情報は一切提供しない」というのが、投資家向け説明会などの公開イベントにおける当社の原則でありガイドラインです。しかし、こうしたイベントの後には必ず憶測が飛び交います。