昨日のアップルの決算報告で、同社のCEOであるティム・クック氏は、モバイル決済が主力機種のiPhone 5sにTouch IDを搭載した原動力の一つであったと示唆した。
ティム・クック氏(MacRumors経由)
モバイル決済分野全般は、私たちがずっと興味を持っていた分野です。Touch IDの背後にある考え方の一つも、まさにそれでした。
クック氏は続けて、ユーザーがTouch IDを使って自分のデバイス用のデジタルコンテンツを購入するのが「信じられないほどシンプルで簡単、そしてエレガント」であるため好きだと述べた。
さらに彼は、AppleはTouch IDの使用をデジタル購入に限定する予定はないものの、具体的な発表はないとも付け加えた。ただし、モバイル決済はAppleが「興味を持っている」分野であり、「大きなチャンス」があると述べた。
クック氏のコメントは、アップルが現在、デジタルコンテンツに加えて、物理的な商品やサービスの支払いも扱うモバイル決済サービスを開発中であると示唆する先週の報道を受けて出されたものだ。