Appleは人気の書籍推薦サービスGoodreadsとiBooksとの提携について話し合っていたが、今年初めにAmazonが同社を買収したため交渉は中止された。
ウォールストリートジャーナル、MacRumors経由:
事情に詳しい関係者によると、アップルとグッドリーズは過去1年にわたり、ユーザーが読んでいる本を共有したり評価したりできるグッドリーズのサービスを、デジタル書籍を販売するアップルの「iBookストア」に統合する協議を開始していた。
関係者の1人によると、Goodreadsは、ユーザーが作品を検索した際にiTunes内でレビューと評価を表示することを提案していた。iTunesは既にRotten Tomatoesの映画評価を同様の方法で統合している。関係者2人によると、Appleもこのアイデアを検討していたが、協議はあまり進展しなかったという。
iTunesの幹部は3月にGoodreadsに連絡を取ったが、Goodreadsが彼らの申し出に応じなかったため「困惑した」と報じられた。
どうやら沈黙はアマゾンと進めていた取引によるもので、このオンライン小売業者は2億ドルを超える額でGoodreadsを買収したようだ。
WSJ は また、当初の協議には関与していなかったAppleの役員が、Goodreadsが「他の選択肢を検討することに関心があるか」を問い合わせていたことも明らかにした。
Amazon は Goodreads を別組織として維持する計画だが、その推薦機能を通信販売大手のシステムに統合する予定だと報じられている。