アップルの電子書籍独占禁止法監視員解任申し立ては却下された

アップルの電子書籍独占禁止法監視員解任申し立ては却下された

連邦地方裁判所判事は月曜日、アップルが裁判所が任命した電子書籍の独占禁止法監視員を解任する申し立てを却下した。

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AppleInsider:

ロイター通信によると、米国地方裁判所のデニス・コート判事は審理において、マイケル・ブロムウィッチ氏の解任申し立てを却下した。ブロムウィッチ氏が最近提出した宣誓供述書には「何ら不適切な点はない」と述べ、却下を決定した。アップルは、この宣誓供述書が同社に対する個人的な偏見を示唆しているとして、ブロムウィッチ氏の解任の理由としてこの申し立てを挙げた。

アップルの弁護士はすでに判決に対して控訴することを明言している。

月曜日の判決は、アップルと監視役のブロムウィッチ氏との関係がますます悪化する中で、新たな一撃に過ぎない。ブロムウィッチ氏が電子書籍分野におけるアップルの行動を監視する任務に任命されて以来、両者の関係はせいぜい脆弱なものだった。

アップルはブロムウィッチ氏が権限を逸脱し、過剰な料金を請求し、「巡回」調査を行ったと非難している。

一方、ブロムウィッチ氏は、アップルは従業員の面接や必要な書類の適時提供にあまり協力的ではなかったと反論している。

コート判事の判決が正式に提出された後、アップルは控訴裁判所に緊急執行停止を求めるのに48時間の猶予が与えられる。