アップル対サムスン裁判の陪審員が要点の説明を求める

アップル対サムスン裁判の陪審員が要点の説明を求める

水曜日の審議初日、アップル対サムスン特許裁判の陪審員は、ルーシー・コー判事に事件の主要な論点の説明を求める5通のメモを送った。

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AppleInsider:

水曜日に陪審室から出されたメモは合計5通で、そのうち4通はアップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏、訴訟の対象となった特許の選定方法、そしてアップルの特許侵害の訴えを聞いたサムスン社の反応について追加証拠の提出を求めていた。

コー判事は、1件を除く全ての請求において、陪審員に対し裁判の証拠書類の提示を求めた。また、裁判中に提出された証拠は補足できないと陪審員に告げた。

陪審員の最初のメモは、スティーブ・ジョブズ氏が「サムスンに対する訴訟を指示した、あるいは、起訴することを決めた瞬間」に何を言ったのかを明らかにする証拠があるかどうか、また、その指示やその後の命令でグーグルに言及があったかどうかを求めていた。

アップルはグーグルが裁判にかけられていないことを明確にしているが、サムスンは、著作権を侵害しているとされる機能はAndroidオペレーティングシステムの一部であると指摘し、裁判中は自社製品を守ろうとしている。

2つ目の陪審員メモでは、Appleが5つの侵害対象特許をどのように選定したかが問われました。陪審員は、これらの特許がApple幹部に提示されたのは、Samsungを提訴する決定の前だったのか、後だったのかを知りたがっています。Appleは、これらの侵害対象特許について22億ドルの損害賠償を求めています。

陪審員は、サムスンが購入した2つの特許に関する証拠も要求し、アップルが自社の特許が侵害されていると考えているとのニュースを聞いたサムスンのCEOの発言に関する証拠も提出できるかどうかを尋ねた。

コー判事は証拠の要求をすべて却下し、代わりに陪審員に裁判中にすでに提出された文書を参照するよう指示した。

最終的に、陪審員は陪審評決書の写しを8部要求しました。裁判官は写しを提出しましたが、評決が言い渡される際に「正式」な様式となるのは1部のみであると指摘しました。

陪審員は木曜日に裁判所に戻り、評決に達するまで平日毎日審議を行う予定。

Apple対Samsungの陪審員ノート