ABCニュースがApple Watch開発のためのAppleの秘密の健康とフィットネス研究所に潜入

ABCニュースがApple Watch開発のためのAppleの秘密の健康とフィットネス研究所に潜入

Appleは秘密主義の企業としてよく知られているが、同社はABCニュースに対し、Apple社員が次期Apple Watchの被験者として活動する極秘の健康とフィットネス研究所の内部を垣間見せてくれた。

ABCニュース:

Appleのエンジニア、マネージャー、開発者たちは、この1年間、最先端のラボで密かにボランティアとしてボート漕ぎ、ランニング、ヨガ、その他多くのフィットネス活動に参加し、Apple Watchの内部の仕組みに関するデータを収集してきた。

「(従業員たちは)何かをテストしていることは知っていたものの、それがApple Watchのためのものだとは知らなかったのです」と、Appleのオペレーション担当上級副社長、ジェフ・ウィリアムズ氏は語った。「マスクなどはすべて彼らに提供していましたが、Apple Watchは顔を覆う形で装着していました」

Apple Watchは昨年9月のiPhone発表イベントで初公開され、4月に店頭販売される予定です。Apple Watchはユーザーの心拍数、歩行距離、消費カロリーなどを追跡できます。

Appleのテストラボには、様々な環境をシミュレートできる「気候室」も設置されています。また、Apple Watchのテストのために、世界各地に従業員を派遣しました。

Apple_Watch_フィットネス_ラボ

「私たちはアラスカやドバイに赴き、あらゆる環境でApple Watchを実際にテストしてきましたが、ここでも、そうした極限状態を観察できる、管理された環境を用意したいと考えていました」と、Appleのフィットネス&ヘルス担当ディレクター、ジェイ・ブラニク氏は語った。

ユーザーが Apple Watch を着用すればするほど、より多くの健康データを収集できます。

スタンフォード大学医学部の心臓血管医学教授で、同大学の心臓血管健康イノベーションプログラムも指揮しているマイケル・マコーネル博士は、Apple Watchは心臓血管技術に大変革をもたらすだろうとABCニュースに語った。

「フィットネスに関するデータは既に世界最大級のものと言えるほど蓄積されていると思います」と彼は述べた。「私たちの見解としては、まだ始まったばかりです。フィットネスには多くの可能性があると考えています…健康への影響は計り知れないほど大きい可能性があります。」