中国最大の携帯電話会社では入手できないものの、中国におけるiPhoneの市場シェアは1年前の9.9%から第4四半期には17.3%にまで拡大した。
AppleInsider:
ニーダム・アンド・カンパニーのアナリスト、チャーリー・ウルフ氏によるスマートフォン業界に関する四半期レポートが月曜日に発表され、同四半期の「ビッグニュース」として中国がスマートフォン市場をリードするようになったことが挙げられた。中国のスマートフォン出荷台数は、4-6月期に前年同期比164%増の3,310万台に達し、米国の2,500万台を上回った。
ガートナーによれば、iPhone の年間成長の大部分は、今年中国電信が iPhone を発売したことによるものだという。
Appleは中国電信(China Telecom)と中国聯通(China Unicom)の両社と契約を結んでいるものの、6億5000万人以上の加入者を抱える世界最大の携帯電話事業者である中国移動(China Mobile)とはまだ提携していない。一部報道によると、次期iPhoneは中国移動の独自ネットワークに対応するという。
中国におけるアップルのシェアは17.3%で、中国で販売されたスマートフォンの69.5%を占めトップのグーグルのアンドロイド・プラットフォームを大きく引き離した。アップルは2位、ノキアは11.2%のシェアで3位となった。
「中国での急成長は、スマートフォンが大幅に低価格化し、フィーチャーフォンとの競争力が増したことが一因だ」とウルフ氏は記している。「これらの売上のかなりの割合は、中国の二流メーカーによって獲得された」