ドイツのニュースメディア 「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」 は、Appleがドイツのベルリンに秘密の自動車研究開発施設を運営していると報じています。報道によると、この施設にはドイツの自動車業界から選抜された15~20人の「トップクラス」の人材が雇用されているとのことです。

チームは、ソフトウェア、ハードウェア、エンジニアリング、そして営業のバックグラウンドを持つ若い男女で構成されていると言われています。「進歩的な思考を持つ」このグループは、潜在的な製造提携、政府規制、そしてドイツにおける営業上の懸念事項について調査することに時間を費やしていると言われています。報告書によると、新入社員は皆、以前の「保守的な」雇用主によって抑制されてきたイノベーションで高い評価を得ています。
この報道によると、Appleはオーストリアに拠点を置く自動車メーカー、マグナを自社の自動車製造に活用する計画がある可能性がある。マグナは大手自動車メーカー向けの限定モデルの製造を専門としており、BMW向けにミニ・ペースマン、BMW X3、クラブマンなどを製造してきた。
アップルは電気自動車の開発に取り組んでいることを公に認めたことはないが、フォードやメルセデス・ベンツなどの企業から数十人の自動車専門家を採用したと フィナンシャル・タイムズは伝えている。
アップルはドイツのリソースを活用しているかもしれないが、同社が計画している電気自動車の研究開発の多くは、依然として米国カリフォルニア州の本拠地で行われているようで、同社は同州で複数の施設を購入またはリースしていると報じられている。