Apple Watchの模倣品がすでに中国で生産されている

Apple Watchの模倣品がすでに中国で生産されている

中国本土のAppleユーザーは、4月に発売されるApple Watchを購入しようとすると、高額の贅沢税を支払うことになる。そこで救済に動いたのは中国の偽造品業界であり、すでに店頭には模倣品が溢れている。

Apple Watchの模倣品がすでに中国で生産されている
香港で発見された偽Apple Watch。価格は499香港ドル(64米ドル)だった。写真:AppleInsider

AppleInsider:

Appleによると、中国本土におけるApple Watchの価格は、他国と比べて16~20%ほど高い。38mmスポーツモデルは、中華人民共和国で2,588円(413ドル)で販売されており、香港での価格351ドルより15%も高い。一方、最上位モデルのローズゴールドエディションは126,800円と、2万ドル以上も高い。

中国は輸入品に30%を超えることもある高額の贅沢税を課しています。一部の購入者は追加分を支払って購入したり、海外旅行中に購入したりする一方で、偽物を探し求める人もいます。

模倣時計の多くは Apple のウェアラブルとほぼ同じように見えますが、ほとんどが Google の Android モバイル オペレーティング システムとのみ互換性があります。

中国メーカーZhimeideの偽造腕時計にはデジタルクラウンが搭載されており、接続したスマートフォンのカメラを操作できます。約48ドルで販売されているこのデバイスは、7日間以上のスタンバイ時間を誇るバッテリーを搭載していますが、実際には高頻度で使用しても約3時間しか駆動しません。

Apple Watchの模倣品がすでに中国で生産されている
ZhimeideのD Watchは50ドル未満で販売されており、Apple Watchのデザインを忠実に再現している。| SCMPの写真

もちろん、Apple製品の偽造は今に始まったことではありません。中国の模倣犯たちは、クパチーノにあるAppleの人気iOSデバイスを長年狙ってきました。AppleInsiderよると、偽造犯の中には、従業員でさえ本当にAppleで働いていると錯覚するほど本物そっくりな偽Apple Storeを開設している者もいるそうです。

アップルは偽造業者との戦いを続けており、昨年は中国の偽造業者数社を相手取り、類似品に対する損害賠償として数十億ドルの訴訟を起こした。