Appleは、140社以上のテクノロジー企業とともに、オバマ大統領に対し、モバイル端末上の暗号化データへの政府によるバックドアアクセスを許可する政府の提案を拒否するよう求める書簡に署名した。ワシントン・ポスト紙によると、この書簡は本日配達される予定だ。
ワシントンポスト、9to5Mac経由:
署名者らはオバマ大統領に対し、政府は「暗号化標準を作成する取り組みを全面的に支援し、妨げてはならない」、また「いかなる形でも商用ソフトウェアを破壊したり、損なったり、弱めたり、脆弱にしたりしてはならない」という同グループの全会一致の勧告に従うよう求めている。
AppleはiMessageシステムにエンドツーエンドの暗号化を採用しています。たとえ裁判所の命令があったとしても、Appleはデータにアクセスすることはできません。
FBIをはじめとする法執行機関は、テクノロジー企業に対し、法執行機関によるアクセスを可能にするために暗号化システムへのバックドアアクセスを提供するよう、圧力を強めています。法執行機関からのこうした主張は着実に強まっており、最近では司法省当局者が、この暗号化が子供の死につながる可能性があると主張するに至っています。
オバマ大統領宛の書簡には、元諜報機関契約職員エドワード・スノーデン氏による一連の情報漏洩を受けて、テクノロジー政策を評価するために2013年に任命された大統領検討グループのメンバー5人も署名している。