ワリーン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、6月30日時点でアップル株の保有額を14億6000万ドルに増やした。同社は2016年第2四半期にアップル株を540万株増やした。月曜日に公開された証券取引委員会(SEC)の提出書類によると、これにより同社のアップル株保有数は1520万株となった。
ブルームバーグは、この動きはクパチーノのiPhoneメーカーである同社にとって厳しい四半期が続いている状況に乗じたものだと指摘している。アップルの株価は6月までの3ヶ月間で12%下落し、1株当たり95.60ドルとなった。同社はこの四半期で13年ぶりの減収を記録した。
ウォーレン・バフェット氏がハイテク株の購入を避けることで知られる中、バークシャー・ハサウェイが今年初めにアップル株981万株を購入したことは、一部の投資家から驚きを招いた。この購入により、アップルの株価は、期待外れの決算報告と投資家カール・アイカーン氏によるアップル株の売却後、100ドルを超える水準まで回復した。
WSJ:
バフェット氏は長年、テクノロジー企業への投資に消極的だと公言してきたが、最初の投資は銘柄選定を手がけた側近の一人によって行われたことが判明した。2011年にバークシャー・ハサウェイに入社したトッド・コームズ氏と、その1年後にバークシャー・ハサウェイに入社したテッド・ウェシュラー氏は、テクノロジーセクターを含め、バフェット氏が手を出そうとしない市場の隅々まで踏み込む意欲を示している。
アップルの株価は安値から若干回復し、月曜日は109.48ドルで取引を終えた。