ウォーレン・バフェット:スティーブ・ジョブズは私のアドバイスに耳を傾けなかった…

ウォーレン・バフェット:スティーブ・ジョブズは私のアドバイスに耳を傾けなかった…

今朝、CNBCのSquawk Boxに生出演した「Ask Warren」番組で、ウォーレン・バフェットは数年前に故アップルCEOのスティーブ・ジョブズから受けた電話について語った。

「彼とは長い間話していなかったので、とても興味深い会話でした。彼は『こんなにお金があるんだけど、どうしたらいいかな?』と言って、色々な選択肢について話し合ったんです。とても興味深い話でした。」

バフェット氏はベッキー・クイック氏に対し、現金でできることは自社株買い、配当、買収、もしくは「保有する」ことの4つだけだと語った。

「一つ一つの論理を丁寧に説明しました。彼は、多額の資金を必要とする大型買収を行う機会はないと言いました…そして私は彼にこう質問しました。『もし自社株が過小評価されていると感じたら、その資金を自社株買いに使います』。そして『どう思いますか?』と尋ねました。株価は200ドル台でした。彼は『自社株は非常に過小評価されていると思います』と言いました。私は『では、あなたのお金で他に何ができるでしょうか?』と尋ねました。それからしばらく話をしました。そして彼は何もしませんでした。もちろん、何もしたくなかったのです。彼はただ現金を持っているのが好きだったのです。後で知ったのですが、彼は私がその現金を何もしないことに賛成だと言っていたのが面白かったです(笑)。彼は自社株買いには乗り気ではありませんでしたが、当時の株価が200ドルかそこらで、明らかに割安だと感じていたのです。」

当時、アップルの株価は200ドル前後で取引されていました。現在は522ドル前後で取引されています。

バフェット氏は同社についてこう語っている。「私はアップルの株を買ったことはないが、買っておけばよかったと思う。」