オーストラリア高等法院、アップルの上訴を棄却、サムスンギャラクシータブは来週発売

オーストラリア高等法院、アップルの上訴を棄却、サムスンギャラクシータブは来週発売

Samsung Galaxy Tab 10.1は、オーストラリア高等裁判所がAppleの同端末販売禁止処分を覆す判決に対する控訴を棄却したことを受け、来週オーストラリアで発売されます。この件の動向については、ここ数週間お伝えしてきました。2週間前に販売禁止処分が解除され、Appleが控訴したところ、高等裁判所の判事が販売禁止処分を本日まで延長しました。

シドニー・モーニング・ヘラルド紙は次のように報じた。

先月末、連邦裁判所の全員合議体は、来年の本審理までオーストラリアでSamsung Galaxy Tab 10.1の販売を禁止する判決を全員一致で覆した。裁判所は、元の判事が一時的な販売禁止を認めるにあたり、Appleの主張の正当性を適切に評価していなかったと判断した。

本日の判決は非常に重要であった。なぜなら、もし Apple 社がこの判決に対して特別に上訴する許可を得ていたならば、Samsung 社のタブレットは日の目を見ることはなかったであろうからである。この訴訟の解決までに、Samsung 社のタブレットはより新しい製品に取って代わられていたであろうからである。

サムスン・オーストラリアの通信部門副社長タイラー・マギー氏は、この結果に満足していると述べた。「私たちにとっても、そしてGalaxy Tab 10.1を体験できるようになったオーストラリアの消費者にとっても、素晴らしいことです。」

同氏は、サムスンのタブレットは「来週後半」に発売される予定だと述べた。16GBのWi-FiモデルGalaxy Tabの希望小売価格は579ドル、3Gモデルは729ドルで、これはAppleのiPadのWi-Fiおよび3Gモデルと全く同じ価格だ。また、一部の販売チャネルでは本日中に予約販売が開始される予定だとも述べた。サムスンはインドへの輸入が禁止されているため、本日中に販売を開始できなかった。

オーストラリアにおけるサムスンのタブレットの売上が米国での売上と同じようなら、オーストラリア人には「心配無用」という言葉がぴったり当てはまるでしょう。