10億ドル相当のアップル株不正購入に関与したトレーダーが詐欺罪を認める

10億ドル相当のアップル株不正購入に関与したトレーダーが詐欺罪を認める

アップル株10億ドルを無許可で購入して話題となった証券トレーダーのデビッド・ミラー氏は、月曜日に通信詐欺と共謀の罪を認めた。

1980年のアップル株券

AppleInsider:

ロイター通信によると、元ロッチデール証券のトレーダーである40歳のミラー氏は、コネチカット州ハートフォードの裁判所で有罪を認めた。刑事訴訟に加え、ミラー氏は月曜日に証券取引委員会(SEC)から提起された関連する民事詐欺訴訟にも直面している。

10月25日、ミラー氏はアップルの決算発表直前に162万5000株を購入しました。株価が上昇すれば利益が出ると期待していたのです。ミラー氏は上司に対し、この取引はわずか1,625株しか注文していなかった顧客のための取引だと説明しました。

同社の利益が25%増加したにもかかわらず、アップルの株価は下落し、ミラー・アンド・ロッチデールは530万ドルの損失を被りました。突如として資本不足に陥った同社は、2012年11月に従業員の退職または解雇を受け、まもなく事業を停止しました。今年2月、同社はコネチカット州、証券取引委員会(SEC)、その他の規制当局に対し、登録の取り消しを要請しました。

「ここで起こったことは、これまで法を遵守し、善良な人生を送ってきた、優しく寛大な家族思いの男の性格とはかけ離れた出来事でした」と、ミラー氏の弁護士ケネス・マーフィー氏は述べた。「彼は自分の行いと、ロッチデールの元校長や従業員を含む他の人々に与えた損害を深く後悔しています。」

検察官によれば、ミラー容疑者は別の証券会社を欺いてアップル株50万株を売却するよう誘導し、その一部はロッチデール買収へのヘッジを目的としたものだったという。

ミラー被告は最高で懲役25年が科せられるが、司法取引により5年から8年の間で減刑される可能性がある。判決は7月8日に言い渡される。