AppleのiOS in the Car構想の遅れは、Appleのハードウェア中心の文化の犠牲者だと言われている

AppleのiOS in the Car構想の遅れは、Appleのハードウェア中心の文化の犠牲者だと言われている

AppleのiOS in the Carイニシアチブの展開が遅れているのは、同社のハードウェア重視の企業文化のせいだと、  The Informationの ジェシカ・E・レッシン氏の新しいレポートで報じられている。

車内のios1

AppleInsider:

The Informationのジェシカ・E・レッシン氏によると、Apple幹部はiOS in the Carプログラムについて「何をすべきか全く分かっていなかった」という。この乖離は主に、既存のチームに収まらない非ハードウェア製品にプレッシャーをかけていると言われる、組織全体の問題に起因する。

報道によると、CarグループのiOSは、昨年6月に開催されたAppleの世界開発者会議(WWDC)でこの構想が発表された際に、ステージに立つ機会を得るために「懸命にロビー活動」を強いられたという。Apple幹部は、発表直前までこの製品の将来について確信を持てなかったとされている。

AppleのCEOティム・クック氏はこの取り組みを「非常に重要」で2014年に向けて「主要な焦点」と呼んでいるが、開発はまだゆっくりと進んでおり、実際に量産車に搭載されているのはAppleのSiri Eyes Free機能だけだ。

ライバルのグーグルは、Androidオペレーティングシステムを車載システムのオプションとして位置づける過程にあり、今月初めにはアウディ、ヒュンダイ、ホンダ、ゼネラルモーターズなどの自動車メーカーとの提携を発表した。