ターゲットCEO:「今すぐApple Payを導入したい」

ターゲットCEO:「今すぐApple Payを導入したい」

カリフォルニア州ランチョ・パロス・バーデスで行われた第2回年次コードカンファレンスに出席したターゲットのCEO、ブライアン・コーネル氏は、顧客にApple Payを使用する選択肢を提供したいとしているが、まず小売チェーンは安全なチップとPINのクレジットカードへの移行を完了する必要があると語った。

ターゲットCEO:「今すぐApple Payを導入したい」
画像: Asa Mathat (Re/code より)

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ブライアン・コーネル氏がターゲットのCEOに就任したのは2014年8月のことだったが、ちょうど2013年12月に発生したクレジットカードハッキング事件は、米国史上最大規模のハッキング被害の一つとされ、ターゲットは大きな打撃を受けていた。約4,000万人の顧客のクレジットカード情報が盗まれ、ハッカーたちはさらに7,000万人の個人情報を入手した。ICチップと暗証番号によるカード決済システムは、より安全だと考えられている。

「ホリデーシーズンに間に合うようにチップと暗証番号を導入することに重点を置いています」とコーネル氏は述べた。「将来的には、お客様が希望するあらゆる種類の決済方法に対応したいと考えています。しかし、今回の決定はあくまで焦点を絞るためでした」

「今すぐApple Payを導入したい」と彼は述べた。「導入が完了すれば、他の決済システムへの対応についても柔軟に対応します」。コーネル氏は、AppleのCEOティム・クック氏と会談し、実店舗でもApple Payを導入したいと伝えたという。Targetは現在、iOSアプリ経由の注文でApple Payに対応している。