ウィンテックの売上急落は、アップルがインセルiPhoneタッチパネルへ切り替えることを意味するかもしれない

ウィンテックの売上急落は、アップルがインセルiPhoneタッチパネルへ切り替えることを意味するかもしれない

タッチパネルメーカーのWintekは火曜日、6月の売上高が前月比33.6%減と異例の大幅な減少を記録したと発表した。これは、同社がAppleの次世代製品、特にインセルタッチパネル技術を採用すると噂される新型iPhoneの受注を逃した可能性を示唆している。

AppleInsider、MacDailyNews経由:

トピーカ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏によると、過去7年間、ウィンテックの6月の売上高は平均して前月比1%増加している。ウィンテックの6月の売上高が33.6%減少したのは、同氏が2008年末以来最大の前月比売上高減少率だ。

ホワイト氏は、ウィンテックの売上低迷はアップル製品の売上が鈍化している兆候ではないと考えており、むしろこの急落はウィンテックがアップルの次世代製品向けスクリーン供給を失ったことを示している可能性があると述べている。

WintekがAppleのサプライヤーとして地位を失いつつある可能性を示唆する兆候は他にもある。今年初めの報道によると、Appleは次期iPhoneに薄型のタッチパネルを採用する計画だという。

AppleInsider:「Appleにインセルタッチパネルを供給すると噂されている企業はシャープと東芝モバイルですが、5月の追加の報道ではソニーも潜在的なサプライヤーとして挙げられています。現行のiPhoneとiPadモデルは、WintekとTPK Holdingsが提供するガラスオンガラスタッチソリューションを採用しており、Wintekはインセル技術を提供していません。」

ホワイト氏は、ウィンテックの総売上高の50%以上をアップルが占めていると推定している。同社はiPhoneとiPadの両方にタッチパネルを供給していると考えられている。

「明らかに、アップルは多くの次世代製品を間もなく発表する予定だ」とホワイト氏は投資家向けのメモに記し、「同社はサプライヤーを調整しているのかもしれない」と述べた。