Apple と TSMC が次世代クアッドコア A6 チップの試作をすでに開始したという噂は既に流れているが、CNET の新しいレポートによると、新しいチップの本格生産は 2012 年第 2 四半期まで開始されず、このチップを搭載したデバイスの発売は少なくとも 2012 年 6 月まで延期されることになるという。
AppleはこれまでiPadを2機種しかリリースしていないものの、iPadの年間リリースサイクルを確立しつつあるようだ。しかし、A6のタイムラインが現実のものとなった場合、iPad 3がA6ベースになると仮定すると、3月から4月にかけてのリリースはAppleにとって困難になるかもしれない。
現在の開発ペースでは、A6は遅れているように見えますが、それでも生産開始となる最初の28nmモバイルプロセッサの一つとなるでしょう。ただし、Appleの製品計画には多少の遅れが生じる可能性があります。また、A6チップはクアッドコアで、Intelが5月に発表したトライゲート技術に類似した「3Dトランジスタ技術」を搭載するとも報じられています。
Apple が iPad 3 のリリースを早めるために、A5 プロセッサの改良版でより強力なバージョンをリリースする可能性はあるし、A6 の生産タイムラインが短縮される可能性もあるが、現時点では実際の結論を出すのは時期尚早だ。