カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、iPhone顕微鏡プロジェクトを改良し、河川盲目症や象皮病を引き起こす可能性のある血液寄生虫を特定できるようにしました。このプロジェクトにより、寄生虫を3分以内に特定できるようになります。
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CellScope Loaは、スマートフォンを載せて血液サンプルを5秒間撮影できる3Dプリント製の箱です。付属のアプリが、放置すると河川盲目症や象皮病を引き起こす微小な寄生虫の動きを探します。
河川盲目症や象皮病の治療薬は医師にとって入手しやすいものの、ロアロア(アフリカ眼虫)に感染している患者には重度の脳損傷や死をもたらす可能性があります。こうした潜在的な影響により、治療プログラムは停滞しています。
CellScope Loaの構築に使用される部品は、Arduinoボード、Bluetoothモジュール、LEDアレイで構成されており、比較的入手しやすいものです。研究者たちは、カメルーンの約4万人を対象にハードウェア試験を拡大する計画です。成功すれば、計画はさらに拡大されるでしょう。