アップルの製造パートナーであるフォックスコンは、石油掘削をめぐる反中国デモの激化を受け、ベトナムの工場の操業停止を余儀なくされた。このデモでは、これまでに少なくとも21人が死亡したと報じられている。
AppleInsiderの報道によると、中国は最近、南シナ海の西沙諸島付近で石油掘削を開始した。西沙諸島は中華人民共和国が実効支配する島嶼列島だが、ベトナムと台湾も領有権を主張している。この島嶼の帰属をめぐる争いを受け、ベトナムでは抗議活動家らがホーチミン市近郊の工場を破壊している。
靴メーカーのナイキやアディダス、そしてウォルマートと提携するメーカーも生産停止を余儀なくされた。
フォックスコンは声明を発表し、 従業員の「安全を確保する」ため生産を停止したと述べた。ベトナムのフォックスコン従業員は、土曜日から3日間の休暇を取るよう指示された。
フォックスコンはAppleの主要サプライヤーであり、組立パートナーでもあります。iPhoneやiPadといったデバイスの大部分を組立てています。ベトナムにおけるフォックスコンの事業のうち、Apple関連のものがどの程度含まれているかは不明です。
